ゆりね「ぺこらーカレー持ってきたわよ」邪神ちゃん「私が作りましたの」
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段ボールハウス
ゆりね「ぺこらいるー?カレー持ってきたわよ」
邪神ちゃん「私が作ったカレーですの大切に食いやがれ」
ぺこら「なんと!ありがとうございますこれで飢えを凌ぎます~」
ゆりね「寒くなってきたから気をつけてよね」
邪神ちゃん「…………」 邪神ちゃん「………(昨夜ぺこらが寝ている間に公園に落とし穴を掘りましたの)」
ゆりね「邪神ちゃん張り切りすぎて鍋ごと持ってくる羽目になったわ」
ぺこら「カレーがたくさん!3日は持ちますね~」
邪神ちゃん「(前回の落とし穴作戦はゆりねが穴に落ちるのをぺこらに庇われた…だが今回は2人まとめて落としてやりますの!)」
ゆりね「どうしたの邪神ちゃんずっと黙って」
邪神ちゃん「んー?なんでもないですのー♪それより外で一緒に食べますの!」 邪神ちゃん「さっきいい場所を見つけましたのついてこいふたりとも」
ぺこら「はぁ…ベンチか花壇の上しか座るところないと思いますが」
ゆりね「なんで公園の中央のほうに歩いてってるのかしら」
邪神ちゃん「いいからついてこーい!」ぷんぷん
ぺこら「はやく食べたいですねぇ」ぐぅ~ 邪神ちゃん「(よし誘導場所まであと少しですの)」
ゆりね「防寒着とか持ってる?おふるでよければあげるわ」
ぺこら「ほんとですか!ありがとうございます!」
邪神ちゃん「(よしきたっ!私は避けますの!)」ぴょんっ
ゆりね「ん?いまなんかあんた跳ねなかっ……うわっ」ズボッ!
ぺこら「うわああああ!?」ズボッ!
ひゅ~~~どしんっ!
邪神ちゃん「やってやりましたのー!!!」 ゆりね「いててて…これは…落とし穴?」
ぺこら「また掘ったのですかあの悪魔は…」
邪神ちゃん「ぷぷぷw馬鹿でー!同じ罠に引っかかってやがりますの!」
ゆりね「あんたねぇ…出たら覚悟しておきなさいよ」
ぺこら「あっカレー鍋は無事でしたよかった」ほっ 邪神ちゃん「さーてここからどうしようカナ~土で埋めるのもいいけど~餓死させるのもいいよナ~」
ゆりね「ずいぶん調子に乗ってるじゃない」
ぺこら「カレーがありますから餓死はしませんよ」
邪神ちゃん「いや…カレーは3日分しかありませんの3日経てばお前らは終わり!やはり餓死作戦に決めましたの!」
ゆりね「あんたねぇ…」 邪神ちゃん「そうと決まれば防音のウレタンスポンジをホムセンで買ってきてっと」
ぺこら「上でなにやらDIYしてますね」
ゆりね「ほんとに馬鹿なんだからその労力で土で埋めればいいのに」
邪神ちゃん「ウレタンを穴の形に切り取って、よし!穴に被せましたの!」
ぺこら「~~~」ゆりね「~~~」
邪神ちゃん「穴の中から声が聞こえなくなった!よし!これで助けも呼べませんの!」
ゆりね「真っ暗になったわ」 邪神ちゃん「さーて帰るか~3日後が楽しみダナ~」ニョロニョロ
ぺこら「もう行ったでしょうか」
ゆりね「たぶんねそれにしても穴の中意外と広いわね」
ぺこら「たしかにぺこらのお家より広いかもしれません」
ゆりね「少なくとも6畳はあるかしら邪神ちゃん変に凝り性だから掘ってるとき楽しくなっちゃったのかしらね」 ぺこら「あの…ところでお腹が空いてきたのでカレーいただいてもいいですか?」
ゆりね「ああそうだったわね夕飯どきだしそろそろ食べましょうか」
かちゃ…かちゃ…
ぺこら「おいしいですねぇスパイスが効いててコクも感じます」もぐもぐ
ゆりね「邪神ちゃん料理うまいからねー」もぐもぐ ぺこら「食べたら眠くなってきました」ふわぁ
ゆりね「服が汚れちゃうけど仕方ないしここで眠りましょうか…ぶるっ…ぺこらは寒くない?」
ぺこら「むにゃ…むにゃ…」
ゆりね「……ちょっと暖をとらせてもらうわね」ぎゅっ
ぺこら「んぐぅ…」zzz…… ゆりね「んっ…もう朝かしら」
ぺこら「ぼぇ…?日の光がないから時間がわかりませんねぇ」
ゆりね「あらもうこんな時間か私大学行かないと」
ぺこら「ぺこらもバイトがあるのでこの穴から出ないと~」
ゆりね「そろそろ電話するかぁ」prrrr
ぺこら「え、スマホ持ってたんですか」 ゆりね「もしもしミノス?牛乳配達のバイト終わった?もしいま暇だったら公園まで来てほしいんだけど」
ミノス『いいぜー!任せろー!』
ぺこら「最初から助けを呼べばよかったのではないですか?」
ゆりね「邪神ちゃんを油断させるためよ」
ぺこら「ああ、なるほど…」
ゆりね「あとぺこらとお泊まり会してるみたいで楽しかったからね」
ぺこら「……!花園ゆりね~////いつもありがとうございます~」だきっ
ゆりね「よしよし」なでなで ミノス「いまロープ下ろすぞー」
ゆりね「ありがとうミノス」よじよじ
ぺこら「久しぶりの陽の光です」よじよじ
ミノス「まさか穴の中にふたりが落ちてるなんてなー邪神ちゃんの仕業かー?」
ゆりね「ええ帰ったらおしおきねその前に汚れちゃったしからだ洗いたいわね」
ミノス「それなら近くに銭湯あるぜ!私もバイト終わりで汗流したいし一緒に行こう!」
ぺこら「(これは汚れてるのだろうか…)」くんくん かぽーん
ミノス「ふぅ~いい湯だぜ!」ザバァ…
ぺこら「こんな大きな浴槽は久々です」
ゆりね「朝から開いてて助かったわ…それにしてもミノスは相変わらず大きいわね」
ミノス「んー?いっぱい食っていっぱい運動してるから育つんだよ!」ぷかーん
ぺこら「(それに比べてぺこらは……ううなんと貧相なからだつきなのでしょう)」めそめそ ゆりね「そうだ、ぺこら背中洗ってあげるわ」ごしごし
ぺこら「ええっあ、ありがとうございます////」
ミノス「えー楽しそうだなじゃああたしはぺこらちゃんの前を洗ってやるよ!」ごしごし
ぺこら「ちょ、ちょっとくすぐったいですよ~////」ビクッ////
その頃
邪神ちゃん「カレー全部ぺこらに渡したから夕飯も朝飯も抜きでしたの」げっそり ゆりね「じゃあ大学行ってくるわね」スッキリ
ぺこら「ぺこらもバイトに行ってきます」
ミノス「おう!じゃあなー!」
公園
邪神ちゃん「さーてちょっくら穴の中でも覗いてみるかな~♪」 邪神ちゃん「おいゆりね~そろそろくたばったか~?」蓋パカっ
シーン…
邪神ちゃん「真っ暗で見えねーですの返事ないってことは死んだかー?」キョロキョロ
トコトコトコ…
ミノス「あっ邪神ちゃんだ、ゆりねちゃんたちならもうそこにいねーぞ」
邪神ちゃん「!!?ミノスまさかテメー助けたんじゃねーだろーな!」
ミノス「さっき助けたよ」
邪神ちゃん「テメー!」 邪神ちゃん「じゃあもうこの穴にはいないってことですの?」スマホライトちらっ
ピカッキラっ
邪神ちゃん「むっ?あの反射は…カレー鍋ですの!あいつらせっかく私が作ったカレーを穴の中に置いていったんか!」
ミノス「もったいないけどさすがに引き上げられないしなぁ」
邪神ちゃん「ゆるせーん!」ぷんぷん 邪神ちゃん「………」ぐぅ~
ミノス「ん?邪神ちゃん腹空いてんのか?」
邪神ちゃん「一晩寝かしたカレーうまそうだな…ちょっと食ってきますの」ひょーい
🐍
🕳ひゅ~
ミノス「あっ!おい邪神ちゃん!」
どしんっ
邪神ちゃん「カレー独り占めですの~♪」
ミノス「まったく…後で助けにくるからな~」 メデューサ「邪神ちゃんが穴の中にいるってほんと!?」
ミノス「ああ、あとで助けに行く予定なんだ」
メデューサ「ミノス、ちょっとそれ待ってくれない…?」
ミノス「え?なんでだ?」
メデューサ「ふふふ////」 邪神ちゃん「げふっ腹いっぱい…さすが私のカレーは絶品ですの」
ごろんっ
邪神ちゃん「……(次はスパイスを変えてみるのもありだな)」
ひゅ~
邪神ちゃん「ん?うわっ!」
どしんっ
メデューサ「いてて…あっ!邪神ちゃんいた~!」 邪神ちゃん「メデューサ!?なんでここに!」
メデューサ「邪神ちゃんが穴に落ちてるって聞いていても立ってもいられなくて!ふふふ、ここをふたりの愛の巣にしようね~////」
邪神ちゃん「はぁー?なに言ってんだよメデューサこんなところすぐ出ますのミノスが助けにきてくれるはずだし…」
メデューサ「………」 邪神ちゃん「でもあいつぜんぜんこないなー」ぽえー
メデューサ「ふふふっ////ここなら誰にも邪魔されないねー♪」だきっ
邪神ちゃん「ちょ////メデューサ~////」
イチャイチャ…♡
完結 やっぱり邪神ちゃんはメデューサとくっつくべきなんだ >>31
死んだゆりねの精神が邪神ちゃんに乗り移る
しばらくは共存生活してたけど実は邪神ちゃんの妄想でゆりねは本当に死んでた
という夢を見た ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています